パイプ問題を乗り越えて
建築工程レポートでは至って順調なように書いていますが、ここまでにいくつか現場で発覚した問題がありました。
その1つが「パイプがはみ出しちゃう問題」。仕様変更などにより、本来は収まるはずだった配管が収まりきらなくなってしまったという問題です。合計2回、この問題が発生しています。
第1回は、2階のトイレの排水管で、対処法は
・外側にパイプを出す
の2択でした。
パイプ1本のために天井を低くするのは考えづらい。となると外側?
こんな感じではみ出すことになります。
うーん。せっかくはみ出すものが一切ない黒い箱型が実現できていたのになあ。お隣と隣接していて目立たないところではあるけれど。。。
第2回目となったもう1つは、3階のバルコニーの排水管です。
2階の天井にこんな感じではみ出しちゃってます。
このパイプ、引き戸に干渉するという悩ましい事態になってます。
こんな感じの間取りだと考えてください。これは引き戸が閉まった状態。
これが開いた状態。ここまでだと問題ありません。
先ほどのパイプがはみ出しているのは、引き戸が引き込まれる部分に該当します。つまり、引き戸を引いた際、パイプに当たって引き残しができてしまうんです。これが問題。
…という、2度の「パイプがはみ出しちゃう問題」に我が家は遭遇しました。
で、結局どうなったか。
これ、拍子抜けしちゃうのですが、両方とも、「現場の工夫で、何とか見えないところに収めた」という結果でした。
拍子抜けするとか言っちゃダメですね。本当にありがたいことです。数日間あーだこーだと検討していたので、そんなに簡単なことではなかったはず。収めるためのスゴイ設計がされたのか、百戦錬磨の職人さんが腕を振るってくれたのかは確認できていません。ただ、「なんとかなりました」の連絡があり、現場で見ると確かにどちらも収まってました。
恐るべし、現場力。妥協せず解決策を見つけ、既にできてしまっている部分でも手直してくれることにただただ感謝です。
といった感じでパイプ問題はクリア。他の問題についても追って。
パイプ問題を乗り越えて へのコメント
うーん心配でしたねえ。でもいつのまにか解決していたようでよかったですね。
元建設会社で働いていた者です。
いやはや、いいお客さんです。
この件、怒っていい事態ですよ。
建てる前に把握できていないなんて
その建築家の先生ちょっと心配。
現場に足を運んでいるかちょいちょい聞いた方がいいですよ。
(先生系は意外と現場放置してる人多いので)
Mr. Xさん
ほんと、よかったです。現場の職人魂に感謝しきりです。
るっるさん
おっと。ちょっと誤解が生じているようなので補足しますね。
そもそも、私たち施主が工事が始まっているにも関わらず仕様変更をお願いしたとか、設備メーカー側が寸法の記載を間違っていたとかが理由で起きている問題なんですね。なので建てる前に把握できていなかったという話ではないんです。
現場もしょっちゅう見ていただいて、想定と違うことがあったらすぐに連絡があるという感じです。