建築家Kさんとの打ち合わせ第12回目～第2回見積もり調整「さよなら私の…」「さらば俺の…」

※2009/11/30の内容です。後ほど日付を変更します。

前回、最低でも400万オーバーという衝撃の提示を受けた我が家の見積もり。不要な項目を削っ てもらったり、小さな減額項目を受け入れたりした上での再見積りが出てくるのが今日です。

なお、工務店4社に見積もりを依頼していましたが、前回1000万以上オーバーだった1社は早々にお断りしたので今回は3社です。その結果は…

あ、あんまり変わってない。

A社が増減なしなのは、「不要な項目を削るためによくよく確認していったら、抜け漏れていた項目もあった」ということらしく…。うーん。D社が大きく減額されたのが救いでしょうか。とはいえ先は遠い。

前回と違い、今回は見積もりの精度はだいぶ高まっています。「不要な項目が混ざっているかも」という点には期待できません。本格的に減額案を考える必要があります。

協議の上、上がってきた減額案は以下。

1～3は、それぞれ数万円減額。最終的には採用するかもしれませんが、それは最後の詰めでいいでしょうと決断見送り。

4は、「真っ黒」から「ちょっと薄い黒」への変更です。

意識して見ないと違いが分からないと言えば分からないのですが、我が家は「黒い家」がコンセプトです。譲れません。却下。

5は、「造作家具はあとから付けることができない」と考えるとちょっと諦めきれないので却下。

8は、工務店負担にした場合、オーバーしないように若干多めに見積もられているので自分持ちにすると安くなるのだとか。それはまあやりましょう、となりましたが減額幅は微少です。

で、悩んだのは6と7です。

6は、30万円くらい減額できます。埋め込み型であることを諦めれば建ってからオーブンレンジだけ別で買うこともできます。憧れの設備ではありますが、食洗機などに比べれば、優先順位は低い。

7は、これをなくすことで窓、壁、造作デスク、造作本棚、扉がすべてなくなるので20万円くらいの減額が可能です。隣の寝室が広くなることになり、子供が小さいうちは別の部屋でみんなで寝ることを考えれば、寝室が全部書斎になる…とも言えます。

「私、オーブンレンジ諦める」
「俺、書斎諦める」

夫婦がお互い1つずつ諦めることで5と6は可決されました。今回できた大きな決断はこの2つ。50万くらいの減額しかできていませんが、かなり苦渋の決断です。それ以上考える気力は残っていませんでした。

「工法や下地の工夫でさらに減額できないか検討してみます」という建築家Kさんの言葉に期待しつつ、この日は退散。

「さよなら私のミーレ…」
「さらば俺の書斎…」

しばらくはこの言葉が自然と漏れる日々になりそうです。